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こだわりシリーズ最終回【なぜこだわるのか】

ご無沙汰しております。ついにこのブログも最終回です。すでに新居に引越し、まだ段ボールだらけの中で書いております。



最終回、何を書こうかなと考えたのですが、「なんでそんなにこだわるのか」について書こうと思います。

正直にいうと、こだわることは疲れます。日常の小さな選択から、人生の進路のような大きなものまで、全てにおいて自分のポリシーや価値基準を設定して判断するのは大変です(私もやっていない部分が数多くあります。)。



ではなぜ、そこまでしてできるだけこだわろうとするのか。それは、その選択に対して後悔をしないため、そしてその選択に愛着を持つためです。



特に私の場合、深く考えずに買った物や、安易な判断で日々の過ごし方を決めると「他にいい選択があったんじゃないか」と、どこかで後悔してしまいます。ですから、選ぶ時には面倒くさくてもできるだけ考えるようにしています。考えた末の決定でも、時には「これで良かったのか」という疑念が一瞬頭を掠めますが、その度に「いやいや自分はあの時に悩んで決めたじゃないか」と思えます。



そして、もう一つ、その選択に愛着をもつためです。私は特に物持ちがよく、今春まで、母が小学生の時に使用していた机を使い倒し、父が大学生の時に買った家具を使っていました。長持ちするものとはいえ、よくここまで持ったなと思います。長く使う上では愛着が重要になってきます。思い入れがあるものは大切に使いますし、壊れても直して使い続けていくのは皆さんも経験があると思います。

私は、自らの選択の結果に思い入れを持ちたいのです。それは買うものの選択だけではなく、人生の選択も同じです。常に順風満帆な日々はあり得ず、土砂降りの暗闇のような日々を身をかがめて小走りに駆けることも多いと思いますが、そんな暗闇で自分の選択に愛着があれば迷いなく先に進めるでしょう。生活は生物であり、時には綻びが出たり一部が壊れたりします。そんな中で自分の生活に対して愛着があれば、そのような綻びにパッチを当ててまた生活を進めていけます。なんだか安いポエムみたいになってしまいました笑笑



これまでも、これからも小さな選択、大きな選択はひたすら続いていきます。全てにこだわることはできませんが、「後悔しないこと、愛着を持つこと」のために私はこだわり続けてみようと思います。皆さんも良ければ、考え抜いたこだわりを持ってみてはいかがでしょうか。個人的には、来年の部誌で誰が「こだわりの強い人」ランキングで1位になるかが楽しみです。

最後になりましたが、6年間このブログでお世話になりました。大抵は構成を練ることなく頭から書き進めていたので、乱文が多く読みにくいこともあったと思います。ですが、書いているときは不思議と悩むことは少なかったです。好き勝手色々なことを書き散らしていましたが、何か皆さんの興味を引けるものがあったならば幸いです。これからはOBとして、時々後輩の皆さんのブログを覗きにきますね笑

それでは、また、いつの日か。

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こだわりシリーズvol.3 【音響編】

ご無沙汰しております。部活もようやく完全な形で始まるようになり、もうすぐ新入生も入ってくるようですね。困難な中で新歓を行っている幹部以下のみんなには本当に頭が下がります。いつもお疲れ様です。

さて、だいぶ間が空いてしまいましたが、こだわりシリーズの続きを書いていこうかと思います。今回は音響編です(Apple製品を語るのは最後にします)。

私は音響製品を全てSonyで揃えています。現在使っているものは、

イヤホン:MDR-EX800ST
再生機器:Walkman A100
メインスピーカー:SRS-X88
ワイヤレスヘッドホン:WH-1000XM3

といったところです。中学生の頃に初めてWalkmanを買って以来「Sonyの音」で音楽を聴き続けています。他にも素晴らしいメーカーは沢山あり、たまに試聴するのですが、どうも自分には聴き慣れたSonyの音がやっぱり合っているなと結論を出してしまいます。音響はもう個人の嗜好の極致みたいなところがあるので良し悪しは語れませんが…

さて、その中でも今回はいつも愛用しているイヤホンである「MDR-EX800ST」について好き勝手綴ろうかと思います。写真は3年前に購入した時のものです。

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この動画でくっきーさんが着けているイヤホンがMDR-EX800STです。




みなさん、普段の生活の中で「誰が設計して誰が作った製品なのか」ということはあまり意識することはないかと思います。特にイヤホンのような家電製品なら尚更です。このイヤホンは珍しく、「誰がどんな思いで設計したのか、誰が作っているのか」がよく見えてくる製品なのです。

設計:松尾伴大(Sony)
制作:ソニー太陽(大分)
製品コンセプト:「アーティストにありのままの音を届ける」

設計者はSonyの松尾伴大さんという方です。Sonyのイヤホンを数多く手掛けてこられたのち、現在はSonyの最高峰カスタムイヤホン(耳型をとってオーダーメイド で作るもの)の「Just Ear」という部門を担当されています。現在のSonyを代表するイヤホンのエンジニアの一人と言っても過言ではないでしょう。

そんな方にある日、業務用ヘッドホン「MDR-CD900ST」というヘッドホンのイヤホン版(業務用)を作ろうという話が持ちあがったそうです。このヘッドホン、名前は知らなくてもきっとみなさん一度は見たことがあると思います。



そう、このikuraさんがつけているヘッドホンこそ「MDR-CD900ST」なのです。ソニーとソニーミュージックスタジオ(平たく言えばソニーの音楽制作部門でしょうか)が共同で制作した、業務用のヘッドホン(モニターヘッドホンとも)です。このヘッドホンはその正確な音や耐久性から重宝され、発売から30年以上が経ちましたがいまだに音楽業界のスタンダードとして君臨しています。皆さんが聴く音楽も多かれ少なからこのヘッドホンを通してアーティストが演奏したり、編集したりした音でできています。

そんなある意味「音楽業界の標準」「アーティストが要求する音」に見合うだけのイヤホンを作るのは非常に難しかったようです。ここでは割愛しますが、何度も何度もスタジオ側のエンジニアの人に突き返され、ようやく完成に漕ぎ着けたようです。ちなみにこのイヤホンが参考にした音は、ソニー乃木坂スタジオの音とのことで、スタジオでアーティストが聴く音にいかに合わせるかということに心血を注いだ製品です。

そして制作は大分にあるソニー太陽というソニーの子会社です。ここはソニーのプロ向け音響製品や高級イヤホン(先程のJust Earなど)を制作している会社であり、よく知られた製品では、「漫才マイク」があります。



まさにソニーの音響のトップクラスの製作所であるのですが、この会社のもう一つの大きな特徴として、社員の多くの方が身体障害者であるということがあります。「世に身心障がい者はあっても、仕事に障害はありえない」「障がい者だからという特権なしの厳しさで健丈者の仕事よりも優れたものを、という信念を持って」というモットーを持ち、要求の非常に厳しいプロ向け音響の世界で長く通用する製品を作り続けている企業です。

http://https://www.sony-taiyo.co.jp/index.html

さて、そんなMDR-EX800STですが、肝心の音はまさに「正しく、細かい」という感じです。もともとアーティストが自分の演奏を確認したり、編集する時に使用することを目的としているため、元の音楽以上に高音がきらびやかになったり低音が豊かになったりすることはありません。ただ、その音源定位の正確性や拾える音の細かさはどんなイヤホンにも負けないほどのものがあり、目を閉じると目の前にバンドがいるように錯覚します。ライブ音源では歌い出す瞬間の前、息を飲む喉の音、微かに震える声までもが聞こえてきます。「アーティストにありのままの音を届ける」というコンセプトの通り、アーティストの思いや感情の全てが聞こえてくるイヤホンです。

裏を返すとごまかしが効かないイヤホンでもあります。電子的に音を補正したり、録音環境が悪かったりするとあからさまにわかってしまいます。ただ、このイヤホンは「音楽を楽しく聴く」ということを目的としているイヤホンではないため私の方が目的外使用みたいなところはあります。


もし少し興味が湧いた方はぜひイヤホンの専門店かソニーストアに行ってみてください。というのもこの製品はプロ向け業務用品なので家電量販店などでは取り扱いされておらず、つい最近までソニーストアにも置いていなかったくらいです。ちなみに製品無料保証もついてきません。

このMDR-EX800STはある意味音響の物差し(モニター)となるものです。その価値はこれからもずっと変わらないでしょう。次々に新しいものが出る世の中で、自分の感性の尺度になるものを持っておくことは何にも変えがたいものです。いわば「最強の普通」であるこのイヤホン、私のこだわりの塊みたいな存在です。



次回、「こだわりを語るシリーズ最終回」

カバー曲という面白さ

お元気でしょうか。

ついに大学も閉鎖になってしまい、ひたすら自宅隔離の日々ですね。これまでよく大学の図書館を根城に勉強していたのですがそれもできなくなり、誘惑だらけの自室で勉強の日々です。


音楽というものは、こんな生活でも変わりなく楽しめるという点で、そのありがたみに日々助けられています。今回は、そんな中でもカバー曲に焦点を当ててみようと思います。


世の中にはあらゆるカバー曲がありますが、個人的に好きなアーティスト同士がカバーしているとなかなかテンションが上がります。以下に私の独断と偏見によるカバー曲のセレクションを載せてみます。完全に個人の嗜好によりますが、もしお時間がある方、一度聞いてみてください。

1 正しい街(椎名林檎/theウラシマ's)




まずはtheウラシマ's版を聞いてみてください。っていうかtheウラシマ'sって誰と思った方、もう少し辛抱を…






聞き覚えのある声ですね…それもそのはずtheウラシマ'sはこの曲限定のスペシャルバンドで


Vo.草野マサムネ from SPITZ
Dr.鈴木英哉 from Mr.Children
Gt.喜多建介 from ASIAN KUNG-FU GENERATION
Ba.是永亮祐 from 雨のパレード

というヤバいバンドです。ちなみにプロデューサーは東京事変の亀田誠治です。

「あの日飛び出した此の街と君が正しかったのにね」という出だし、何度聞いても素晴らしいと思うのですが、これが椎名林檎18歳のときの曲だというのが信じられない…



2 自由へ道連れ(椎名林檎/私立恵比寿中学)




アイドルのカバーと侮るなかれ。聞いたらびっくりします。ちなみにYouTube上にエビ中のライブ版があります。個人的にはそっちも好きです。


上の2曲は椎名林檎のトリビュートアルバム「アダムとイブの林檎」に収録されています。他にもレキシの歌う「幸福論」やLiSAの「NIPPON」などが収録されており、なんとも贅沢なアルバムです。

3 Overflow(King Gnu/家入レオ)




元々は家入レオにKing Gnuの常田さんが提供した曲です。どっちも本家のような感じで、それぞれのいいところが出まくっている感じがします。家入レオ、デビュー当時は結構心を抉るような曲が多かったのですが、最近はいい意味で丸くなってきた気がします。

4 飾りじゃないのよ 涙は(井上陽水/King Gnu)




元々は井上陽水が中森明菜という歌手に提供した曲です。中森明菜版も井上陽水版もどことなくいい意味で昭和の香りがします。でもKing Gnuがカバーすると不思議なことに現代でも全く違和感のないサウンドになります。

5 たしかなこと(小田和正/絢香/Litte Glee Monster)





わが高校の大先輩の曲を最後に持ってきました。オフコース時代ももちろん好きですが、ソロ時代になってからの方がより心に寄り添う優しさが増えた気がします。カバーはもう歌唱力が圧倒的な2アーティストのものを選びました。これら以外にも多くのカバーが存在します。

番外編:スピカ(スピッツ/椎名林檎)



椎名林檎版のちゃんとした音源がないため上には入れませんでしたが、個人的には圧倒的1番です。というかスピッツのスピカはこれまでに聞いた曲の中で間違いなく一番です。椎名林檎版はYouTubeなどに転がっているので聞いてみてください。

とりあえずこんなところでしょうか。お互いをリスペクトし合うカバー曲はそれぞれの良さが滲み出て、かつそれらを比較するという贅沢なことができます。


なんだか椎名林檎とスピッツとKing Gnuが多い気もしますが多分気のせいです。多分。


皆さんも是非サブスクリプションなどで聞いてみてください。それではまた。

おすすめの本

ご無沙汰しております。

新型コロナウイルスが猛威を振るっておりますね。なかなか息苦しい世の中になった気がします。

個人的にはこれまでずっと忙しかったこともあり、読みたかった本や考えたかったことに取り組む時間ができてそんなに悪い気はしていません。

需要があるかは知りませんが、これまでに読んできた本のなかでよかったと思う本を紹介していきます。

今回は、「ファクトフルネス」という本です。2019年のベストセラーの一つであり、ご存知の人もいるかと思います。

著者はスウェーデンの公衆衛生の大学教授であり、その経験から人間が陥りがちなバイアス(思い込み)を平易に解説しています。

乱暴に要約すると「世界ってそんな悪いもんじゃないよね、人間ってドラマチックに物事を考えすぎだよ」なんですが、最後の章に「心配すべき5つのグローバルリスク」というのがあり、その中の一つに感染症の世界的な流行というのがあります。今になると著者の先見の明を強く感じますね…

気になった方は読んでみてください。電子書籍もあるので家から一歩も出ずに読むことも可能です。

それではまた。

【こだわりシリーズ】vol.2 小物類

お久しぶりです。なんだかふと思い出して更新することにしました。

西医体らへんからはi口が作ってくれた(というか前日入りのご飯会の席で適当に打ち合わせしただけ)、「1点取れて2点取れない…」の応援により、当時のことをカケラも知らない一年生や二年生から澄んだ目で「先輩しゃおらってなんですか」って聞かれることがあります。よいこのみんなはアドレナリンがドバドバ出てても相手に向かって威嚇しちゃダメだよ。したつもりは全くないんだけど最近は映像が残ってしまうから要注意。

さて自虐はこのくらいにして表題のやつです。今年もきっちりこだわりが強い人ランキング1位でした。こだわらないところは全くこだわらないんですけどね…服装とか。

小物類ですが、財布や名刺入れ、革鞄など、靴以外の革製品は全てキタムラのものを使っています。
少しご存知の人なら、「キタムラってレディースブランドじゃ?しかも割と年配向けの」となるかもしれません。

キタムラは確かにほぼレディース向けの商品ばかりで、メンズはほとんどありません。唯一横浜にメンズショップがあるだけです。そう、キタムラは我が横浜発祥のブランドなのです。

確かに若者向けのブランドではないですし、それほど認知度が高いとも思えません。しかし持ち物はアイデンティティであると考えている私にとって、キタムラは強く思い入れのあるブランドなのです。

横浜で育った身として、キタムラは町のシンボルであり、ブランドカラーのダークブルーはロゴの代わりになるくらい認知されています。そんなブランドをずっと見てきて、なんとなく憧れに近い感覚がありました。

時が流れて名古屋にきて、いざ自分のアイデンティティを見つめると横浜に全てがありました。もちろん名古屋も大好きな町ですが、多感な中高時代を生きた町はまた別の存在です。大学に入り、名刺をいただく機会が増えたこともあり名刺入れを探していました。そんな時に実家で眠っていたキタムラの名刺入れを見つけたのです。

持ち物でアイデンティティを表したい私として、ずっと見てきたダークブルーのキタムラこそが自分を表現できる気がしました。人に見せびらかしたいという意味では決してなく、些細な日常の中でアイデンティティを自分自身で確認できることが重要だったのです。

それからは少しずつ、キタムラに揃えていくようになり、今に至ります。こだわりを持つことは他人からするとおかしい事かもしれませんが、こだわりの強さの分だけ所有物やその背景に対する愛着が湧くものです。

今日も私はダークブルーのキタムラの財布とともにいます。きっと10年後もダークブルーのキタムラの財布といると思います。それはアイデンティティの具現化であり、こだわりであり、愛着だからです。


次回、Apple製品を語る。の巻。

PS 途中から語彙力低下で何書いているかわけわからなくなってきました